アクリル絵の具の使い方5実技編1:水はともだち

アクリル絵の具の使い方、acrylicバナー

いよいよはじまりはじまりー!

その前に!くどいようですが、
知っておこうのページを実戦として体験しておきましょう。
良い絵を描くなら、絵の具も道具も大事にしたいですもんね♪
ムダなく、暮らしの中のきちんとにも似た気持ちをもって
ばばん!と自由な絵を描けたら最高です。

さあ、お部屋を片付けたら続きをお読みください♪

「上手い」より「描きたい」でいいの♪

自由に描く、その中にはリアルに、写実的に描くことだって含まれています。
まるで写真のように描ければそれに越したことはないのですが
それを「上手い絵」だと思わなくてもいいんですよ♪
きっと、絵の具と仲良くなって楽しくなれば、それは見てくれる人にも伝わるんです。
「何か描いてみたいな」という気持ちだけを持ち続けて頂きたいと思います、
絵は、その中からしか生まれません♪

アクリル絵の具の固まる早さと、水との関係を知ろう

まず、指で体験しよう!

アクリル絵の具を汲んだ筆洗(代用品でも)
濡れたウエスをまず用意しましょう。用具についてはこちらを

【拭かずに洗ってみよう】

●絵の具を米粒程度、指にとってみてください。
●キャップはいちいち必ず閉めること!!!
●親指の腹とすり合わせて少し広げましょう、ねちょねちょねちょ。
●そのまま指を指拍手みたいにぱちぱちぱち。
●もう乾いてきたでしょう?

●乾きましたね。

●そのまま、もう片方の手でも同様に試します。
●新しいほうの指をヌルヌルしたまますぐ筆洗に入れて洗ってみてください、きれいになりましたね♪

●では最初に乾かした方の指を洗ってみると、もう落ちにくくなっているのがおわかりかと思います。水の中で指を擦り合わせるとボロボロとカスのようにしかなりません。

それを何度か繰り返してみてください。

【拭いてから洗ってみよう】

●👆と同様に、今度はウエスで指の絵の具を拭いてから洗ってみましょう。

「拭いてから洗うと時間がかからず水もあまり汚れない」でしょう?
ここ、ポイントですよー♪

皮膚のデリケートな方はこの部分を飛ばしてくださいね!


筆を使ってみよう!

わくわく~

次に、紙パレット(または代用品)と(普通の画用紙で充分)を登場させて下さい。2パターンをためします。

【筆の準備】
新しい筆はカチカチに固まっていることがあります。
無理にほぐさないで、優しく少しずつ、水の中でさらさらな毛にしてください。
根本までしっかり水を含ませましょう。
新品でなくても、乾ききった筆は根本まで水分を与えます。
根本が乾いていると、乾いた部分に侵入したアクリル絵の具が内部で固まりやすくなってしまいます。
古くなってきた筆の根本が妙に膨らんできた場合、内部で絵の具が固まっています。

水をしっかり含ませたら筆洗のふちで水を軽くしごいて、ウエスで拭きます。

【ゆるゆる編】

●先ほどと同量の絵の具を慎重にパレットに出しましょう。
少しだけ出す練習を兼ねます)

●筆の毛の部分にもう一度ちょこんと毛先だけ水を含ませて、絵の具に水を与える気持ちで混ぜます。

●筆に絵の具がなじんだら紙に大きめのまるを描いて塗りつぶしてください。
出した絵の具が無くなるまで広がるだけ広げて大きな丸にしましょう。
かなり大きなまるができましたか?

★はい、ここで筆をウエスでよく拭いてから水で洗います。
きれいさっぱりしたら、水分をしっかり拭き取ります。

【ハード編】

●その筆で同量の出した絵の具をいっきに筆ですくいとり、紙にまるを描いてみましょう。分厚く盛り上がって小さなまるしか描けません。

★はい、すぐにウエスでささっと筆を拭き→ちょっと水につけて→また拭く
それを何度か繰り返してすっかりきれいにします。
なるべく色をウエスに移してしまうようにします。

絵の具で汚れたウエスは最初に濡らしておけば濡れたうちに洗えば落とせます(色は残ります)。
が、排水が汚れてしまうので私はそのまま乾かして固めてしまいます、
別の色が固まった上から拭けますし。

絵が乾くスピードと強さを体感しよう!

そうしているうちにまるのアクリル絵の具は乾いてきます。

水を含ませて描いた大きなまる
●含ませずに描いた小さなまる、どちらが気持ち良かったかなーと思い出しながら
完全に乾くのを待ちましょう。

●乾いたら、指に水をつけてまるの上を撫でてみましょう♪

どんな感じですか??
一旦乾けばもう、水で色がにじんだり、薄くなったりしません。

アクリル絵の具って、つよーい!

油絵よりうんと早く固まるのに油絵のように盛り上げ(マチエール)もできる、
だけど油絵のように溶剤で溶かして書き直すこともできません。

また水彩のように水で扱えるのだけど、パレットに残った絵の具を水で溶かして使うことはできない。

言い換えて良いとこどり!
油絵のようにも水彩のようにも描けて、出来上がりは早く頑丈なすぐれた絵の具。なのです。

もうがまんできなーい!何か描きたい!

長くお待たせしてしまいました
実際に、ポストカード大の絵を楽しく描いてみましょう

アクリル絵の具で絵を描こう!!遊ぼう!実技編2:飾る絵を描こう編