アクリル画に必要な用具、アクリル絵の具使いの注意点がわかったところで、平らな紙に描くだけじゃないアクリル絵の具の楽しさ、面白さも
きっと作品づくりに活かせます!
アートにも、おもちゃにも、おしゃれにも何でも使えるアクリル絵の具!
オリジナルをたくさん作りましょ♪
アクリル絵の具で屋外スケッチにチャレンジできないことはありませんがこれまでにご説明した理由もあってあまりおすすめはできません。
しかし、触れるものづくりやライブペインティングのようなパフォーマンスでガンガン描きながら乾いた上に描き足すときにはパワーを発揮してくれます!
木に描く
紙やキャンバスだけでなく、たとえば「木」にも。
右の写真はスライスした木のコースターにペイントして私の表札に♪
ペンキほどの耐水性はありませんがあまり雨のかからないところなら屋外でも大丈夫です。古びた風合いを出したり、出るのを楽しんでも。
おもちゃ感覚でアクリル絵の具を塗ろう
左の写真は簡単なメッセージポスト。後ろに空き箱があって、厚紙に描いた絵を貼り付けているだけ♪口の部分から投函できます。
右の写真の文字はガラスに描いています。アクリル絵の具の透明度を利用して影を演出できるのも効果的♪
ささっと描いて作って、少し待てば触れてもOK♪
急いでいるとき、カタマリの早いアクリル絵の具は本当に重宝します!
凹凸がある立体も大丈夫♪ 下地「ジェッソ」も塗ってみよう
木、紙、プラスチック、、素材を問わず下地として塗れる「ジェッソ」というものがあります。
お弁当箱くらいの黒いミニカーにペイント。
ジェッソを塗って、アクリル絵の具やボールペンで好きなように遊びました。
古いブラウン管のテレビです。
素材はプラスチック?ですね。こちらも黒地に白ジェッソを塗ってペイントしました。
色のあるジェッソもありますので描きたい絵を想定して選ぶと良いですね。
つるつるしたところに描くと絵の具の定着が弱くてハゲやすくなったりもします。
おまけに黒地では白っぽい絵の具でないと映えません。
かわいく面白くしたいなあ、そこで白ジェッソの登場でした。
アクリル絵の具は薄めなければペンキと同じく粘りのある状態のままで塗れますから垂直面だってだらだら垂れてくることもありません。
はみ出したくない部分や電化製品にペイントするときはマスキングテープで大事なところを保護し、水分量を抑えて塗って下さいね。
プラスチック製品のようなつるつる面にジェッソを塗れば、鉛筆やボールペン、クレヨンだって描けるようになるんです。
また、金属への塗装下地に向いたプライマー なども便利です。
テクスチャーを醸し出そう 仕上げも美しくしよう
ツヤツヤ、ピカピカ、仕上げもいろいろできるの~
ツヤ出し、さらさら薄めには上記ジェッソの仲間でもある「メディウム」を使います。
下地に、絵の具に混ぜて、仕上げに上から、色んなタイミングで、素材そのものの色も活かすなど楽しみ方は色々!
または仕上げにニスを塗る感覚で、グロスメディウムでつやつやにしたり
マットメディウムで部分的なてかりを均一にすればするほど
美しくて強くなります。
地中海の沿岸に並ぶ町並みの壁みたいにおしゃれな凹凸をつけたいときや ざらりと重厚な雰囲気を作りたいとき、もりもりさせたりごつごつさせたりのモデリングペーストというのもメディウムや絵の具と混ぜて楽しめます。
外で砂や貝殻をとってきて使う人もいますよー。
ビーズやラインストーンとあわせたり、箱庭づくり、ネイルなど、ガテン系から女子系まで何でも使えちゃいますね。
メディウムの仲間には、ツヤなどの見た目を左右するものの他に
カタマリを遅くしたり、混色をなめらかにグラデーションを作りやすかったり便利なリターダー、ペインティングメディウム、 面白いところでは、ひびを入れるクラッキングメディウムなど色々あります。
おしゃれかわいい~
ネイル専用のアクリル絵の具もあれば、ジェルネイルの色付けとしても利用できるみたい。パール入りやパステルトーンのシリーズを選んでみて下さいね。
絵の具の販売元や画材店、アーティスト個人が開催するワークショップでは、実際に絵の具やメディウムを試せる機会を提供くださってます。
SNS等で告知や過去投稿をみかけたらフォローしておくと良いかもしれません。
以上、このページではアクリル絵の具がどんなものにどう描けるのかをご案内しました。
下地次第、応用次第ですね。どんどん広げていきましょう!
・・・実技に入る前に・・・筆使いで世界が広がるアクリル絵の具、、せっかく道具を準備したのだから「何かを上手になりたい!」さて、どんな筆使いがあるでしょう。。。
先に学び方の種類をご案内しますね。